食堂レポ日記

日本各地の食堂の紹介日記です。

きゃっと

梁、柱が築230年というクラシックの一面と、モダンな雰囲気のあるちょっと洒落たカフェ。
食事はパスタ、オムレツの軽食で、特徴は自家焙煎によるスペシャルコーヒー。
ブルーマウンテンはじめ10種類以上のコーヒーがある。
ケーキとのセットがお得。
カップ類もカッコいい。
ミートオムレツ(600円)を注文、ブロッコリーが可愛く置いてあり色取りも良い。
癖のないサラッとして味で思わず、お変わり注文したくなった。
ケーキとモカコーヒー(700円)を注文。
甘さと渋さ、それと店の雰囲気があいまって、これぞカフェ、と満足。
グループ席、カウンター席、二人席、のほか半仕切りの個室にも使用できそうな円卓がある。
お客の人数によって椅子を移動させ対応していた。
ほぼ開店と同時に入ったが、程なくお客が増えてきた。
待ち合わせに利用している組もあり、リピーターが多いように見受けた。
人生経験豊かな蝶ネクタイの紳士二人と元気なイケメンが丁寧に接客してくれた。
若奥様のお顔を拝見することは出来なかった(残念!!) 蝶ネクタイ紳士のかつての人生、仕事を物語る逸品が入口付近に展示してあり、興味深かった。
小生のような凡人にはお目にかかる機会がまず無いような物で、レプリカの日本刀までも展示されていた。
本物はご自宅にあるそうな。
店内を見渡すと、ピアノがあり、その上には由緒ありそうなスタンドとミニチュア、壁には絵画、個別照明、窓にはステンドガラス(?)、床には冬は薪をくべるのか暖炉がある。
見上げれば天井は無く吹き抜けになっていて長く太い材木が幾層にも縦横に張り巡らせてある。
 これは店の名前の由来になった欅の大木で、時代は江戸中期の天明六年、豪農屋敷の建築用資材として荒川を利用して運搬されてきたものだそうな。
ということは、この欅は230年、この地をずーっと見守り続けてきた。
そして2年前、新たに「カフェけやき」として生まれ変わった、ということだ。
これからも100年、200年、と地域の人たちに愛され川島の地とともに歩んで行ってほしい、と思いながら店をあとにした。